感染しやすい性病の治療方法や治療薬を簡単にまとめてみました

感染しやすい性病の治療方法や治療薬を簡単にまとめてみました

感染しやすい性病の治療方法や治療薬

【クラミジア】

クラミジア・トラコマチスという細菌による感染症で、性感染症の中で最も流行しているものの1つです。特に若い女性の間で増加が目立っており、性行為の若年化や多様化が問題化されます。感染すると男性の場合尿道の炎症や睾丸の炎症、女性の場合は性器やその周囲に影響が及びます。更には不妊の原因に繋がる事がありますので、心当たりがあったら速やかに検査・治療して下さい。クラミジア自体は比較的ポピュラーな性病なので安易に考えがちですが、クラミジアに感染している場合、HIVへの感染率が3〜5倍に増えると言われています。

 

※治療方法

男女共に、クラミジアに有効な抗生物質を1日〜7日間飲みます。炎症が酷くて腹痛や発熱がある場合は、点滴による治療になる可能性もあります。治療後に再度検査をして、医師から完治の支持があれば治療は終了です。パートナーがいる場合は相手も同じく検査をし、陽性なら治療を開始する必要性があります。もし検査・治療をしない場合、ピンポン感染といってパートナ―同士がクラミジアをうつし合う事となります。いつまでも完治する事が出来ませんので気を付けて下さい。

 

※治療薬

クラミジアの治療にはアジスロマイシンが有効とされており、同成分を使用しているジスロマックなどの抗生剤投与によって治療が行われます。ジスロマックと同じアジスロマイシンを主成分とするジェネリック「アジー」の場合も、同様に1度の服用でクラミジアを治療する事が出来ます。

 

【淋病】

淋菌に感染する事で、女性は子宮頚管、男性は尿道に炎症が現れます。尿道炎になったり、女性ではおりものの量が増えます。男性に比べて女性の場合は自覚症状が現れにくく、知らない間に症状が進んで不妊の原因になる事もあります。放置しておくと身体の奥に向かって感染が広がり、取返しのつかない事態になります。又妊娠中の女性が淋病に感染すると、出産時の産道感染によって、新生児が淋菌性結膜炎や角膜潰痕などを引き起こす恐れがあります。男女共に検査によってはじめて淋病が発覚するケースが多いので、注意が必要です。

 

※治療方法

抗生剤での治療が基本となります。尿道炎や子宮頸管炎の症状であれば、通常は1回のみの投与で完治します。そして必ず再検査をし、確実に完治と宣言されて治療は終了となります。

 

※治療薬

淋菌治療で用いられる抗生物質のうち、健康保険適応が認められているものは、セフトリアキソン・セフォジジム・スペクチノマイシンの3種類です。1度のみの注射投与が基本です。かつてはペニシリンが淋病治療に使われてきましたが、ペニシリンに耐性菌が出現し、淋菌に効かない薬となってしまいました。色々系統の抗生剤が開発されてきましたが、多くの抗生剤で淋菌の耐性化が進み、次々に使用できなくなっています。

 

【性器ヘルペス感染症】

単純ヘルペスウイルスに感染する事で、男性の場合突起部、女性の場合外陰部を中心として多数の水ぶくれが出来ます。水ぶくれは潰れて潰瘍となり、排尿の際に強い痛みを感じます。女性の場合妊娠中に感染すると、新生児が全身性のヘルペスに感染するリスクがあります。又産道で感染してしまう恐れもあるので、帝王切開での出産も考えなければいけません。クラミジアの次に女性が感染しやすい性感染症が性器ヘルペスであり、一度感染すると完治が難しいとされています。又再発を繰り返す人が多いので、一度感染した人は常に気を付けて下さい。

 

※治療方法

単純ヘルペスの増殖を抑制する、抗ヘルペスウイルス内服薬を飲みます。5〜10日間が基本です。軽い症状の場合は軟膏を塗布します。重い症状の場合は入院して点滴治療を行います。しかし現在では、神経節に潜伏するウイルスを排除して完治させる事は出来ません。過労やストレスなどの刺激、セックスの刺激でもウイルスが活性化して症状が再発する事があります。あまりに再発を繰り返す場合は、ウイルスの増殖を抑える治療をお勧めします。

 

※治療薬

抗ヘルペスウイルス内服薬として、アシクロビル、バラシクロビルが挙げられます。軟膏はビタラビンです。

 

【尖圭コンジローマ】

ヒトパピローマウイルスの感染によって、外陰部・陰茎・肛門の周辺に米粒程度のイボが沢山現れます。女性は痒みを感じて医療機関を受診するケースが多いですが、男性の場合他に目立った症状がないため、受診が遅くなる事があります。感染から発症までの潜伏期間が3ヶ月と他の感染症に比べて長いので、忘れた頃の発症に要注意です。

 

※治療方法

外科的な手術で取り除く方法と、抗ガン剤入りの軟膏を塗る方法があります。

 

※治療薬

尖圭コンジローマの治療薬として国内で販売されているのは、ベセルナクリームです。こちらのベセルナクリームにはイミキモドという成分が含まれており、この成分が尖圭コンジローマに有効です。同じ成分と含んだものとして、海外のアルダラクリームもあります。他にも、イボの周囲に麻酔をして電気メスで焼く治療法もあります。しかし焼いてもウイルスが残っている可能性がありますから、根気よく病院に通って治療を続けましょう。

 

 

性病検査を自宅で受けたい人はコチラ