梅毒という病気を知っていますか?

梅毒という病気を知っていますか?

梅毒は昔の病気ではなく、今も存在する病気です

梅毒は古くから知られている性病の1つであり、不治の病として恐れられていました。よく昔の吉原なんかを扱った本に出てきますし、大河ドラマでも登場する病気です。梅毒は昔の性病であり、今や廃れて関係ない・・・?決してそうではありません。

 

 

最近若い人に流行しているのは事実ですし、症状が出ても放置してしまえば、数十年かけて病が身体を蝕んでいきます。

 

 

やがて全身の臓器が犯されて死に至るという、とてつもなく怖い性感染症です。

 

 

ネットで「梅毒・画像」と入力して調べてみると、かなり衝撃的な画像が出てきます。全身におびただしい発疹がある画像、口の中がただれている画像、顔の形までもが変形してしまっている画像・・・梅毒は現在でも十分脅威的であり、注意すべき性感染症だとわかるでしょう。

 

梅毒は何が原因でなるの?

梅毒の原因ですが、梅毒トレポネーマという細菌の感染です。身体の小さな傷から梅毒トレポネーマが侵入し、血流に乗って感染が全身に広がっていきます。性行為での感染が主であり、日常生活では性行為以外で梅毒に感染する可能性は非常に低いです。性行為の際にコンドームを装着しない場合やオーラルセックス(クンニリングスやフェラチオ)、キスによる感染も稀ですが有り得ます。最も危険なのは不特定多数の異性との性行為です。

 

感染率が非常に高くなります。又、梅毒は妊娠にも注意しなければいけません。梅毒に感染している母親が妊娠すると、お腹の中の子供に影響する確率が高まります。生まれた時すでに梅毒に感染している事を先天性梅毒といい、流産や早産、奇形の可能性が高くなってしまいます。妊娠を希望する場合、妊活中に梅毒の検査を行う事。妊娠したら産婦人科が行う梅毒スクリーニング検査を受ける事。この2つに気を付けましょう。

 

 

梅毒はどんな症状が出るの?

梅毒の症状ですが、症状が出る時期は大きく分けて4期あります。感染して10日〜90日、平均で20日程度は症状が出ない潜伏期間です。潜伏期間中でも梅毒トレポネーマは身体の中で増殖して全身に広がっています。この潜伏期間ですが、病気が進んでいる途中でもみられるそうです。その為に(病気が治ったかも?)と思ってしまうケースがあります。しかしこれは間違いであり、身体は少しずつ病原菌による影響を受けているのです。

 

第1期の症状として、感染した性器のあたりに“しこり”が出てきます。このしこりですが、そのまま落ち着く事もあれば「潰瘍」のようになることもあります。しこりの部分が炎症をおこし、表面がややしめった感じだそうです。この潰瘍に似たものを「硬性下疳(こうせいげかん)」と呼びます。痛みがない事が多く自覚症状として気付かない為、男性の場合約半数、女性の場合3人に1人は気付かずにいると言われています。しこりにつづいて見られる症状として、太もも付け根のリンパ節の腫れがあります。こちらも痛みを伴わないケースが多く、見過ごされやすいのがネックです。続いて第2期ですが、梅毒に感染してから3ヶ月〜3年位の時期を指します。

 

病原菌が身体全体に広がりつつある時期であり、かゆみを伴わない赤いブツブツが全身に出てきます。やや紫がかった赤色のブツブツした発疹であり、大きさはまちまちです。「バラ疹(しん)」と呼ばれます。このバラ疹が顔、首、胸、お腹、背中など、身体全体に現れると言います。他にも皮膚表面が白く盛り上がり分泌物を出す「扁平(へんぺい)コンジローマ」、その後乾燥してフケの様なものが落ちる、発熱やけだるさ、体重減少、食欲低下、リンパ節の腫れ、関節の痛みといった症状もあります。感染してから約3年以上経過すると第3期梅毒となり、結節性梅毒疹やゴム腫などが見られます。第4期梅毒は末期症状となり、心臓や血管、神経、目などに重い症状が出て、結果的に死に至ります。現在では第3〜4期の症状はほとんど見られませんが、覚えておくと良いでし
ょう。

 

梅毒の治療法は確立されてるの?

治療法ですが、現在ではペニシリンを主とした抗生剤での梅毒治療が主です。病院によっては注射による治療を行う事もありますが、基本的には内服による治療です。感染後3年以上経って第3期に突入している場合は3ヶ月位の治療期間が必要となります。しかし初期なら1ヵ月〜2ヶ月で治療が終了します。早期発見こそが最大のポイントであり、第3期の症状が出るまでは発見するべき病気である事が分かります。

 

そして注意点ですが、十分な治療をしても、効果の確認に時間がかかる事があります。つまり完全に治癒したか否かを確認するには、長い期間を費やす事を覚えておいて下さい。

 

自己判断で治療を終了せず、定期的な診察や検査で完全に治った事を確認する事が必要です。また梅毒に感染していると、HIV(エイズウイルス)にも感染しやすくなります。HIV検査もあわせて受ける事が望ましいです。

 

 

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