性病はどうやって感染する?感染経路は?

性病はどうやって感染する?感染経路は?

感染経路をまとめてみました

性病の感染経路としてまず頭に浮かぶのは性行為でしょう。

 

性感染症という名の通り、これが最もポピュラーな感染経路です。まず覚えておいてほしいのは、性感染症は風邪やインフルエンザなどと比較して大きな違いがあります。それは、性感染症のウイルスは空気感染するほど強くないということです。

 

性感染症のウイルスは保菌者の体液を通じて感染します。体液の中でも、血液・精液・窒液・母乳による感染以外はほとんどありません。

 

既に性病に感染している人の体液が、性行為を行った相手の粘膜部と接触する事で感染の可能性が生まれます。

 

相手の粘膜分部とは、主に口の中・ペニス・膣・尿道・肛門・直腸などです。ここからは、もう少し詳しく性病の感染経路をまとめていきます。

 

SEX関連での経路

【セックス】

セックス(SEX)とは膣内性行とも言い、男性の性器を女性の膣内に挿入します。互いの性器同士が接触する訳ですから、体液感染が懸念されます。もし性器に炎症や潰瘍(かいよう)などがあると炎症分部や傷口からウイルス・細菌が侵入しやすくなるので、一気に感染の可能性が高まります。

 

例えばクラミジアや淋病に感染しているとHIVに感染しやすくなるのはこれが理由で、梅毒や性器ヘルペスに感染していると同時にHIVに感染しやすくなるのも同じ理由です。一般に性器に炎症があるとHIVの感染率は3倍から5倍高くなり、潰瘍があるとその程度によって10倍から100倍も感染しやすくなると言われています。

 

この感染ルートで最も有効なのがコンドームの使用で、精液、窒液が粘膜部と直接接触するのを防いでくれます。但し射精前からペニスには体液が少しずつ出ており、そこに性病の病原菌が潜んでいる可能性もあります。挿入前に装着するのではなく、性行為を始める際にしっかり装着する事が大切です。

 

【アナルセックス】

アナルセックスとは、膣ではなく肛門にペニスを挿入する性行為です。男性同士が性行為をする際、膣がないので肛門を利用します。異性同士でも「アナルプレイ」といって性行為の一種となっています。肛門は性感帯であり、アブノーマルなセックスとして興味を持つ人は多いです。しかし肛門は本来性行為を行う部位ではない為、性行為によって傷つきやすく出血もしやすいです。更に膣ではなく肛門という事で、妊娠する可能性がない事を理由にコンドームを使用しない人が多いです。傷ついた直腸から病原菌が感染し、更に直腸の粘膜はウイルスなどを防御する効果が弱い為、性病に感染してしまいます。

 

【オーラルセックス】

オーラルセックスとは、男性器や女性器を口を使って愛撫する性行為です。フェラチオやクンニリングスとも呼びます。近年オーラルセックスはごく普通の行為となりつつあり、いきなり挿入はNG、まずオーラルセックスでお互い高め合い、その後挿入という流れが一般的になっています。その行為で性病なんてあるの?と疑問に思いますが、口や舌などに病原体を持った精液や窒液が触接接触する事により、感染する可能性があるのです。口内に傷などがあると感染の可能性は高まりますし、逆に喉に住み着いた病原体がオーラルセックスによって性器に感染するケースもあります。

 

【ディープキス】

ディープキスとは、激しく舌と舌を絡め合うキスです。キスだけで感染するリスクは非常に少ないものの、絶対にないとは言い切れません。例えば梅毒の病原体である梅毒トレポネーマは、口の中にも感染することがあります。性器ヘルペスも感染する可能性があります。ここで注意事項ですが、HIVはキスでの感染はありません。唾液に含まれる程度のウイルス量では感染まで至らないのです。誤解を生まない様にしたいですね。

 

SEX関連以外の経路

【輸血による感染】

近年では症例がありませんが、かつて血液製剤の使用によって多くのHIV感染者を生み出した“薬害エイズ事件”は記憶に残っている人も多いでしょう。現在は検査環境が整っていて、2004年を最後HIVでは輸血感染はありません。その他B型肝炎、C型肝炎においても大勢の血液感染者を産みました。これらウイル性肝炎の血液感染は、つい最近まで裁判で争われ、原告側と国との間で和解が成立しています。そして現在ではHIV同様、血液感染はほぼありません。

 

【薬物の回し打ちによる感染】

静脈注射薬物濫用による感染で、つまり麻薬などの回し打ちです。同じ注射を何回も何人も使うことで、性病に感染していきます。絶対に危ないという事は通常の思考回路なら理解できるものの、麻薬中毒の状態なら別です。よってこのような感染ルートは少数派ながら消える事がありません。中国や台湾など海外では感染者が非常に多く、HIVの感染ルートにもなっています。

 

【母子感染】

母子感染とは、母親が性病に感染したまま子供を妊娠・出産して、生まれてくる時に母親から感染したり、生まれた後母乳によって感染することを言います。正しく妊婦健診を受ければ、その際に判明して適切な治療をし母子感染を防ぐ事が出来ます。出産時に産道感染しない様、帝王切開をする方法もあります。母子感染にはHIV・クラミジア・淋病・成人T細胞白血病・B型感染などが代表的です。必ず妊婦健診を受ける様、心掛けましょう。

 

 

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